Workspaces VDI にて障害発生時の対応方法を教えてください。
困っていた内容
Workspaces AZ障害発生時にAZ割り当ての制御方法について確認したく、障害が発生したAZに配置されたWorkspacesのVDI を使用することは可能でしょうか。
AWSドキュメント確認
WorkSpace の再構築 - Amazon WorkSpaces
WorkSpace を再構築すると、次の状況が発生します。
ルートボリューム (Microsoft Windows の場合はドライブ C、Linux の場合は /) は、WorkSpace の作成元のバンドルの最新のイメージで更新されます。WorkSpace の作成後にインストールされたアプリケーション、または変更されたシステム設定は失われます。
ユーザーボリューム (Microsoft Windows の場合は D: ドライブ、Linux の場合は /home) が、最新のスナップショットから再作成されます。ユーザーボリュームの現在の内容は上書きされます。
WorkSpace を再構築するときに使用する自動スナップショットは、12 時間ごとにスケジュールされます。ユーザーボリュームのこれらのスナップショットは、WorkSpace の正常性に関係なく取得されます。[Actions] (アクション)、[Rebuild / Restore WorkSpace] (WorkSpace のリビルドとリストア) を選択すると、最新のスナップショットの日付と時刻が表示されます。
プライマリ Elastic Network Interface が再作成されます。WorkSpace は新しいプライベート IP アドレスを受け取ります。
回答
WorkSpace ではディレクトリ登録時に設定する 2 つの異なる AZ のサブネットのうちどちらか片方で起動がされます。
そのため、AZ 単位で WorkSpace に問題が発生した場合は対象の AZ で起動している WorkSpace は影響を受ける可能性があります。
この際に実施できる推奨される対応 1 つとして、リビルド(再構築)があります。
リビルドを行いますと、WorkSpaces の仮想サーバー自体が再作成され配置されるサブネットも再選択され、正常に作成されない場合にはリトライされます。
特定の AZ で WorkSpace がご利用できない問題が発生している場合、問題が発生していない AZ が選択されることで問題を回避できた可能性があります。
補足
リビルドを実施しますとイメージやスナップショットからボリュームが再作成されますため、問題が発生する直前の状態が復元されるものではない点、ご留意ください。
参考資料
[1]よくある質問 - Amazon WorkSpaces
[2]Amazon のアベイラビリティーゾーン WorkSpaces